よく企業の寿命は30年ほどで、その大半は10年以内に消えていくといわれています。
確かに世の中には、創業から何十年、何百年と続く老舗企業もあれば、その反対に創業後数年で消えていってしまう企業もありますが、こうした企業の寿命の差は、いったい何に起因しているのでしょうか?
私は、この理由を継続的に業績を向上させる取組みができる企業かそうでない企業の差だと考えています。企業の本来的な使命は、ひと言でいえばその事業活動を永続的に続けていくことだといえます。
では、永続的に事業を継続し発展させることができる企業とはどんな企業なのでしょうか?
それは、継続的に業績を向上させる取組みを考え、実践できる組織か否かだということです。
私は、この継続的に業績を向上させる取組みができる組織を強い組織と呼んでいます。
強い組織には、未来を見据えた戦略的で革新的な取組みを決定する力と、その新たな取組みを実現させるための施策を実行し、推進させる力が必要になります。
前者は、新たな事業を構築する事業立案力、後者はそれを実現するための組織改善策や人事施策を取り入れ実行していく組織・人事推進力です。
組織の永続的発展を可能にするには、これら2つの力を合わせ持った強い組織であることが大前提であり、どちらかが欠けても企業活動の発展は望めません。
創業以来、ずっと業績を出し続けた企業でもある時を境に今までのやり方が全く通じなくなってしまうことがあります。しかし、それはどの企業もみな同じだということです。
重要なのは、そうした転換期に強い組織としてこれら2つの力を発揮できるかどうかだということです。
私どもの使命は、経営革新と人事・労務の分野から、中小企業が永続的に発展していくために必要なこれら2つ力を発揮できる強い組織の実現を支援していくことです。
経営革新支援とは、新たな事業の取組みにかかわる社長の想いや構想を一緒に考えて、それを実現していくお手伝いです。
人事・労務支援とは、業績向上を実現するために、「人」から生じる無用なリスクを減らす一方で、社員自らが考え行動することができる活力ある組織や制度をデザインしていくお手伝いです。
私どもの提供するコンサルティングサービスは、企業の永続的発展を実現するための取組みを親身になって応援していくことです。お客様企業には、強い組織への変革を成し遂げ、長く、そして元気に活躍を続けて欲しいと心から願っております。
平井経営労務管理事務所
代表 社会保険労務士 平井 利宗
|